未来の医療のために私たちにできること「医療のエコ活動」

未来の医療のために私たちにできること「医療のエコ活動」

風邪をひいたら病院に行って、処方箋をだしてもらう。
 そんな当たり前のことができなくなる未来が来るかもしれないことを知っていますか?

医療先進国のイメージがある日本ですが、海外では承認されている新しい薬が使えなかったりドラッグ・ロス)、使えるようになるまでに時間がかかったりドラッグ・ラグ)、という問題が起こっています。

例えば、欧米で使われているがん等に対する新薬の約7割は、現在日本で使用できないというデータもあります。
参考:「ドラッグ・ラグ:国内未承認薬の状況とその特徴」
https://www.jpma.or.jp/opir/news/063/08.html

どうしてそんなことになっているのでしょうか?本記事では、このような問題に対して誰もが取り組むことができる「医療のエコ活動」についてご紹介します。
細胞医療遺伝子治療といった最先端の治療法など

01. 医療も資源で限りあるもの

世界では珍しい、日本の国民皆保険制度
誰もが、少ない負担で必要な薬や治療を受けることができる大切な制度です。

しかし、少子高齢化により私たちが安心して生活していくために必要な社会保障費(医療、年金、福祉、介護など)も右肩上がり、医療資源(医療に関わるヒトやモノ、お金など)にも影響が出てきています。

それにより医療制度への影響や薬の研究開発費の圧迫が起きており、将来的に、新しい治療どころか現在の治療ですら受けることが難しくなってくるかもしれません。
医療も大切な資源であり限りがある、ということを皆が理解して大切に利用することが、国民皆保険制度の維持や最先端の治療法の開発には欠かせません。

例えば、コロナウイルス蔓延時の日本を例にあげると、医療従事者の人手不足(=ヒト)、ワクチン・治療薬、マスクの不足や病床使用率の増加(=モノ)、ワクチン供給や感染症治療の際の国の費用負担の増大(=お金)など、医療資源が不足することで様々な問題が起こり、私たちの生活に大きな影響を与えました。 

02. 私たちにできる「医療のエコ活動」とは

これからも安心して医療を受けられる社会を守るために、一人ひとりが医療資源を大切に利用する活動、それが「医療のエコ活動*」です。
*2022年10月 同志社大学商学部 瓜生原先生によって提唱されたコンセプト(下図参照)

03. みんなにできる「医療のエコ活動」

 では、私たちにできる「医療のエコ活動」は何があるのでしょうか。
「医療のエコ活動」の具体例としては以下のようなものが挙げられます。 

●         健康増進(運動・食事・睡眠/休息)
●         感染症防止(マスク着用・手洗い・うがい)
●         検診による早期発見・早期治療
●         適切な薬の利用(継続服用・飲み忘れ防止)

このように私たちが普段の日常生活からできる「医療のエコ活動」はたくさんあります。
また、これらの活動を自分だけではなく、お子さんなど家族にも意識づけることで活動を広げていくことができるのです。 

いつまでも、新しいくすりや医療が必要な人に届く社会であってほしいから。
私たちにできる「医療のエコ活動」を一歩ずつ。
(「医療のエコ活動」をわかりやすく解説したアニメーション動画はこちら↓)


04.まとめ

本記事では「医療のエコ活動」についてご紹介しました。

私たち一人ひとりが健康でいることで、医療資源を有効に活用することができ、それが最先端の治療を必要とする患者さんを助けることができる社会の実現に繋がります。

本記事を通して、普段の生活から「医療のエコ活動」ができることが伝わったのではないでしょうか。
食事や運動、睡眠など、身の回りの馴染み深いものを入り口にすることで、お子さんからおじいちゃん・おばあちゃんまで、老若男女問わず、「医療のエコ活動」に簡単に取り組むことができ、社会全体の意識を変えていくことができると信じています。

あなたも明日から「医療のエコ活動」をやってみませんか?
今後、「医療のエコ活動」を広げる様々な取り組みも随時ご紹介していく予定です。

Innovation for NEW HOPEプロジェクトは、「日本で最先端の治療法が1日でも早く、継続して届く社会」の実現を目指し最先端の治療法に関わる情報を発信していきます。
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