
体験プログラム②実施報告~知ろう!創薬研究の最前線~


「日本で最先端の治療法が届かないのはなぜ?」というテーマのもと、体験や学びを経て、学生同士で資材を制作し、その資材を広く情報発信していく今回の企画。体験プログラム①に続く体験プログラム②では、“知ろう!創薬研究の最前線”というテーマのもとInnovation for NEW HOPEの運営企業であるアステラス製薬のつくば研究センターを訪問しました。
体験プログラム②概要
日時:2025年3月14日(金)
場所:アステラス製薬つくば研究センター
主な内容:
- 目標設定
- 研究施設の見学
- 最先端の治療法の創薬を専門とする研究員との対話
- オープンイノベーションに関するレクチャー
最初に、このプログラム期間を通じた目標設定を行いました。ホワイトボードのまわりに集まり、メンバー全員で意見を出し合いました。お互いの考えに耳を傾け、切り口ごとに意見を分類・整理していきました。その結果、メンバーのゴールは「あだなで呼び合えるぐらい仲を深め積極的に意見を言い合えるようにする」、活動のゴールは「医療の課題について学生ならではの視点を活かし、自ら伝えられる人になることで、医療と市民のかけ橋になる」に決まりました。
参加者の意見(左)と決定したゴール(右)
つくば研究センターでは、よりよいくすりの候補を効率よく見つけるために、「人×AI×ロボット」が相互に補完しあい、協働しています。今回の体験では、実際にロボットが作業している現場を見学しました。研究員との対話では、最先端の治療法への期待だけではなく、研究における難しさや、それらの課題をどう乗り越えていくかについてお話いただきました。最後のレクチャーでは、オープンイノベーションやエコシステム推進の背景や現状に加え、SakuLabTM-Tsukubaのような実例や今後の展望についてお話いただきました。学生たちからは、素朴なものから専門的な内容まで幅広い質問が寄せられ、研究員の方々が一つひとつ丁寧にお答えくださいました。
参加した学生からは、「ロボットができるところはロボットに任せて、研究員は他の研究や仕事にその時間を当てられるので、人間とロボットの住み分けの重要性を学んだ」、「創薬に対する強い想いや、患者さんのために新たな治療法を生み出そうとする熱意を直接感じることができた」、「みんなで知恵を出し合って、『患者さんを救いたい』という目的に向かって協力し合う利他的な精神がこれからの時代により一層求められていると感じた」などの感想が寄せられ、それぞれが学びや気づきを得る貴重な機会となりました。
皆で記念撮影!
本企画は体験プログラム③へと続きます。引き続きご期待ください。
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