体験プログラム③実施報告 Innovation for NEW HOPE学生協働企画「学生が挑む!医療をつなぐ対話プロジェクト」
「学生の力で、日本で最先端の治療法が届く社会をつくる」ことを目的に、最先端の治療法や日本の医療の現状・課題を学び、学生同士でチームに分かれ企画を立案、各自が設定したターゲットに向けて情報発信や対話を行う今回の企画。
体験プログラム③では、「日本の医療を支える立場の人々の声を聴く」をテーマに3名の専門家による講義と対話を実施しました。
体験プログラム③概要
日時:2026年2月24日(火)
場所:日本橋ライフサイエンスビルディング
講義内容(テーマ:患者さんに最先端の治療法を届けるために、今どのような現状や課題があるのか、日本の医療を支える立場の人々の声を聴こう!)
- わが国の財政について
講師:神奈川大学特別招聘教授(元財務省事務次官) 矢野康治氏
- 保険者の立場から見た医療保険制度の現状と課題
講師:アステラス健康保険組合 常務理事/健康マスターエキスパート・普及認定講師 松波慎仁氏
- 薬価制度とは?
講師:アステラス製薬マーケットアクセス&プライシング部 森山藍氏
まず矢野氏による「我が国の財政について」の講義では、日本の財政状況や高齢化率の国際比較、社会保障の給付と負担の構造についてご紹介いただきました。人口動態の変化や税収構造といった観点から、景気回復のみでは財政問題は解決しないこと、そして少子高齢化にどう向き合うかが喫緊の課題であることを学びました。
<矢野氏の講演の様子>
次に松波氏による「保険者の立場から見た医療保険制度の現状と課題」の講義では、公的保険制度について体系的にご紹介いただきました。クイズを交えながら保険給付の現状への理解を深めるとともに、健康寿命の延伸は医療費の抑制にとどまらず、本人の生活の質の向上にもつながる重要な取り組みであることを学びました。
<松波氏の講演の様子>
最後に森山氏による「薬価制度とは?」の講義では、日本において新しく保険収載される医薬品の価格(薬価)の決定プロセスや価格の見直し(薬価改定)についてご紹介いただきました。薬価は公定価格であるため、薬価算定方式や補正加算、外国価格との調整など、薬価制度におけるルールに基づいて決定・運用されていることを学びました。
<森山氏の講演の様子>
今回の講義を通じて学生たちは、最先端の治療法が患者さんに届くまでの間には、財政や人口動態、産業構造など、様々な要因が複雑にかかわっていることを実感したようです。
「まずは現状を多くの人に知ってもらうことが、解決への第一歩ではないか」と感じた学生も多く、情報発信や対話への意欲が一層高まりました。
<対話の様子>
本企画は体験プログラム④/キックオフミーティングへと続きます。引き続きご期待ください。
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