活動報告④研究所見学:Innovation for NEW HOPE×学生の新企画「市民の疑問に答える資材制作プログラム」
学生による「市民の疑問に答える資材制作プログラム」初回体験のRare Disease Day 2024 in Japanイベントで希少・難治性疾患について多くの学びと気付きを得た学生たちは、翌日2024年3月1日に、2つめの体験機会「サイエンス・研究:研究の最先端を学ぶ」として、Innovation for NEW HOPEの運営会社であるアステラス製薬のつくば研究センターを訪問しました。
つくば研究センターが担っているのは、新薬の研究開発(基礎研究→非臨床試験→臨床試験→申請・審査→承認)のうち、くすりの候補を見つける基礎研究・非臨床試験の業務です。つくば研究センターでは、よりよいくすりの候補を効率よく見つけるために「人(研究者)×AI×ロボット」が相互補完・協働しています。今回の体験では、実際にロボットが作業している研究所の現場を見学し、そこで働く研究者の方々から話を聞きました。
当日、学生からは、「くすりのタネとは?」「データの再現性はどのように判断するのか?」「最先端の研究状況を把握するために何をしているのか?」「創薬とAIはどちらの進化が早いのか?」「規制の違いにより、米国でできるが日本でできない研究があるのか?」「日本で遺伝子治療の治験が進みにくいのはなぜか?」など素朴なものから専門的なものまで幅広い範囲の質問が出て、研究者の方々から丁寧に回答いただきました。
学生からの参加後コメントは以下の通りです(一部)。短い時間でしたが、創薬研究の現場に触れることで、創薬の大変さ、研究者の役割や協働体制を理解する機会になったようです。
本プログラムの次回体験は、「倫理・法制度・政策」を知るための映画や教材を題材とした意見交換です。その様子は活動報告⑤をご覧ください。
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