インタビュー:「市民の疑問に答える資材制作プログラム」に参加した学生の想い④

インタビュー:「市民の疑問に答える資材制作プログラム」に参加した学生の想い④

Innovation for NEW HOPE×学生の企画「市民の疑問に答える資材制作プログラム」に参加し、柔軟な発想で個性豊かな資材を作ってくれた9名の学生に想いと感想をうかがいましたので、各資材と共にご紹介します。

今回は、ドナルド・マクドナルド・ハウスでのボランティア体験レポートを制作した名城大学のはるくんです。(ニックネームで表示;インタビュー実施は2024年9月)


 プログラムへの参加動機を教えてください。どのような期待がありましたか?

このプログラムに参加するきっかけは、大学の課外プログラム(リーダーシップ開発プログラムIMPACT!)で、クライアントのInnovation for NEW HOPE運営企業が現代の医療の状況について考える講座を開催したことでした。この講座から私は現在の医療制度やそれを取り巻く環境について興味を持つようになりました。この資材制作プログラムを始めるというお知らせをいただいたときに、「興味を持った内容についてもっと深堀できる機会なのではないか」と思い参加を決意しました。

具体的に私が興味を持っていたのは、病気と当事者の在り方と直接もしくは間接的に支援する現場の様子でした。本プログラムでは映画鑑賞や当事者である患者さんなどとの対話を通して「病気と当事者の在り方」について直接的に何かを感じ取ることを期待し、製薬会社の研究所見学、発起人との懇談を通して、支援する現場の考え方を知ることを期待していました。

体験プログラムで最も印象に残ったのは何ですか?

小坂先生が述べていた「伴走する」という考え方です。なぜならば、それまで私が考えていた医者と患者の関係は「支援する・支援される」という関係で、「伴走する」という考え方が私には新しく感じられたからです。これは、遺伝子治療を受けた患児のご家族がおっしゃっていた「小坂先生を信頼していたので」という言葉と結び付き、深く印象に残りました。

その人にとって良い状態を一緒に探していくという姿勢は、医療だけにとどまらず、さまざまな場面において応用が利く素晴らしいものだと感じました。 

なぜこのような資材を制作しようと思ったのですか? 

体験プログラムの中で、栃木県にある「ドナルド・マクドナルド・ハウス」へ行きました(活動報告参照)。そこはその家族がゆったりと過ごすことのできる「第2のわが家」を目指した滞在施設で全国に12か所存在し、そのすべてを寄付と募金のみで運営しているという場所でした。食料の寄付や労働力としてのボランティアを募集していたため、感銘を受けた私は実際にボランティアへ参加することにしました。その結果、普段の生活では意識しなかった「安心安全の提供」という考え方を、ボランティアを通して学ぶことができ、「ここに滞在している方のために何ができるだろう」と周りのことを考えた行動選択について考えることができるようになりました。

私は資材制作を通して、大学生に対し、このような支援でもあり自己の成長にもつながる取り組みについて紹介したいと考えました。また自分自身の体験談ではありきたりであろうから、友人を誘い、その友人の体験談をもとに、ある程度の客観的視点で伝えたいと考えました。そのためこのような資材を制作することとなりました。


資材のリンクはこちら


なお、学生が制作した資材は、以下の点をご留意いただければ、どなたでもご利用可能です。

クレジット表記『©Innovation for NEW HOPE2024』をお願いいたします
資材の内容は改変せずそのままご利用ください
非営利でのご利用をお願いいたします。
ご利用の際は問い合わせフォームまでご一報お願いいたします。

 Innovation for NEW HOPEでは、これからも市民の皆さまに向けた情報発信を行ってまいります。

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